沖縄に修学旅行で来ているえれまどの自由時間にひかララと再会であります。テレビシリーズと同様、えれまどとの出会いはひかるとララの出会いよりすこし遅れるであります。ユーマはちょっと大きくなって行動も人間っぽいところが出てきたであります。
えれな:この子が
まどか:かわいいです!
ひかる:またちょっと形が変わった!
えれな:はじめまして
ララ:だいじょうぶ、みんな友だちルン
ユーマがララのうしろに隠れたのは、みんながユーマを受け入れてくれるか、ララがちょっと不安だったからであります。ララは「みんな友だちルン」と言うように、ユーマも地球人にかわいがられるだろうと思っているであります。
ひかる:すっかり仲良しだね!
ララ:えへ
えれな:で、この子の名前は?
ひかる:あ、そういえば
ララ:わからないルン
ユーマの顔が「?」なのは、ララがユーマの名前を知らないからであります。
えれな:そうなんだまどか:なんとお呼びすれば…
ひかる:うーん
ひかる:それじゃあ!
ひかる:ユーマ!
ララ:ユーマ?
ひかる:うむ
ひかる:不思議な未確認生命体だからー
ひかる:ユーマ!
ララ:ユーマ…
えれな:よろこんでるみたい
ひかる:決定だね!
ひかる:ユーマ!
ユーマがよろこんでいるように見えるのは、ひかるに名前をつけてもらってララがよろこんでいるからであります。
この下のシーサーの前でみんなが記念撮影したであります。
まどか:どうぞー
まどか:お近づきのしるしです
ララ:うれしそうルン!
ユーマがうれしそうなのは、まどかがユーマにプレゼントをくれてララがうれしいからであります。ユーマも大きくなって感情表現が人間っぽくなったであります。
えれな:それじゃあ、そろそろ戻るね
まどか:自由時間も終わりますので
ひかる:じゃっ、その前にー!
まどか:えっ?
みんな:はい、シーサー!
ひかる:って、ユニたちはまだ帰ってこないの?
ララにとってはこの記念写真は地球のみんなとの思い出であります。ユニが不在であることを強調しているであります。
こんどは宇宙の話であります。
沖縄の浜辺であります。『Twinkle Stars』を歌うときの舞台になるであります。
ひかる:あった、南十字座
ララ:プラネタリウムで見た星座ルン?
ひかる:うん
ララ:星が多すぎてよくわからないルン
(オルゴールの音)
ひかる:はは、そうかもね…
ひかる:本当に、宇宙にいるみたい…
ララ:ルン
このオルゴールも『Twinkle Stars』の舞台になるであります。雲の上に星があるであります。これは『What a Wonderful World』『Over the Rainbow』『上を向いて歩こう』からなのです。
ユーマはオルゴールを録音しているのであります。
ひかる:ながれぼしのうただね
ララ:知ってるルン?
ひかる:有名な童謡だよ
ララ:オヨー
ひかる:昔、よくおかあさんに歌ってもらったなあ
録音終了であります。
ひかる:おもい ねがい よぞらをかける
ひかる:きもち とどき こころはひとつ
ララ:どうしたルン?
ひかる:うん
ひかる:ユーマってさ、宇宙から来たんだよね
ララ:たぶん
ひかる:もしかして
ひかる:宇宙に帰りたいのかなあ
ひかるの勝手な決めつけであります。望郷の念にかられているのはララであります。
ひかる:おもい ねがい よぞらをかけるひかる:きもち とどき こころはひとつ
ララ:歌ってるルン!?
ユーマは覚えた歌を再生するであります。
ひかる:わあっ
ひかる:ほしは ひかり みんなをてらす
ひかる:ユーマ!帰ろう!
フワ:もっとユーマと遊びたいフワ
ひかる:だいじょうぶ!明日があるよ
ララ:なにするルン?
ひかる:せっかくいろんなところに行けるのなら
ひかる:遊ぼう!思いっきり!
ひかララフワはユーマに不思議スポット巡りに連れて行ってもらうであります。
ひかる:世界不思議スポットへ、ゴ~!
ひかる:見えた~!ララ:あれはなにルン?
ひかる:ナスカの地上絵だよ!
フワ:大きいフワ~!
ひかる:なんのために描かれたのか
ひかる:今でもわかってないんだって
フワ:不思議フワ~!
ひかる:つぎは、ギアナ高地!
ララ:島が浮いているみたいルン!
ひかる:世界最大の滝、エンジェルフォール!
フワ:すごいフワ~~!
ひかる:ウユニ塩湖!
ララ:地面が空になってるルン!
ふたり:(きゃっきゃっ)
ひかる:ヤスール火山!
ひかる:このマグマは、星の核につながっているんだよ~
フワ:すごい星のエネルギーフワ…
ひかる:マラカイボの灯台!
ひかる:音なしの??の雷!
ひかる:どう?ユーマ
ひかる:地球だってすごいでしょー
発揮する機会は失われたが、ひかるには不思議だけでなく普通の地球への愛もあるであります。
ララ:ルン
ララ:いろんな場所があって、いろんな生き物がいて
ふたりの楽しいデートだったであります。暗黒惑星のユーマの中で見たのはこのときのララの記憶であります。ユーマはどんなにかわいく見えようが、あくまでただのレコーダーであります。
優秀な星空刑事のアンがとうとうユニを追い詰めたであります。
アン:追い詰めたで、ありまーす
プルンス:おどろきのしつこさでプルンス…
ユニ:まったくはりきっちゃって
アン:本官もヒマではないのであります
アン:さあ、観念して
アン:この手錠のサビに…
アン:ミラクルライトがないであります
ユニ:ん?
アン:あっれー?
アン:ミラクル、ミラクル…
ユニ:なーにやってるの?
アン:ミラクル、ミラクル、ミラクル!
アン:な、ない…
アン:まずいであります!
アン:あれがないと大事な任務がはたせないでありまーす!
アン:ミラクルミラクルミラクル!
ユニ:大きい…
プルンス:宇宙船!
ユニ:きゃっ
プルンス:あー
ユニ:地球のほうに行ったわね
アン:あれは、宇宙ハンター
アン:スタードロップが、あぶないであります!
ユニ:ハンター?
ユニ:スタードロップ?
ユニはスタードロップのことを知らないであります。稀少なお宝なのに、スタードロップを知る人は非常に限られているであります。あとでユニがなにか言うときは、ぜんぶアンに聞いたことの受け売りであります。