ロケットをユニにとられて家のなくなったララがひかるの家にお泊まりであります。目覚ましが鳴っているけど、不思議スポットやUMAの話で夜更かししたので起きられないであります。
ララの髪からスタードロップが出てきたであります。
スタードロップが目覚ましのところまで部屋を一周して、ひかるにはたき落とされたララのコスモグミ入れに入ってしまったであります。スタードロップは音の出るものに興味があるであります。
ララ:遅刻ルーン!!
ララ:だから、えれなかまどかの家にお泊まりさせてもらえばよかったルン
ひかる:それは無理だったじゃーん
まどか:ごめんなさい
えれな:わたしたち、明日から修学旅行で沖縄なんだよね
ひかる:お!
ひかる:おきなわっーーー!?
ひかる:でも楽しかったでしょー
ひかる:一晩中、UMAとか、不思議スポットの話とか
ララ:そのせいで夜更かししすぎたルン…
ひかる:あああ、見てみたいなー
ひかる:ナスカの地上絵に、モアイに…
花が何種類か出てくるであります。紫の花はカキツバタであります。
ララ:(ぐぅ~)
ララ:おなか…空いたルン
ひかる:朝ご飯、食べ損なったもんね…
ひかる:コスモグミちょうだい!
ララ:あいよ
ひかる:ありがとー
ララ:ん?
ララ:ルン、グミじゃない
ララ:ひかる、ちょっと待つルン!
ひかる:いっただっきまーす!!
ひかるに食べられそうになったスタードロップがトゲトゲになったであります。
ひかる:なに、この音
ララ: ひかる!
ひかるの体が浮かび上がり、ララがしがみつくと、湖の反対側の学校まで飛んでいってしまったであります。
もとに戻ったスタードロップをララがキャッチしたであります。
ララ:オヨ
ひかる:学校まにあってよかったねえ
ララ:それどころじゃないルン!
スタードロップが暴れ回ってるであります。
ララ:これはいったい…
ひかる:これはUMAだよ!
ひかる:アンアイデンティファイド・ミステリアス・アニマル
ひかる:UMA!
ひかる:キラやば~☆
ララ:いや、これは…
ララ:もしかして…
ララ:地球外生命体…
黄色い星形でしかないのに生命体と決めつけているであります。
ひかる:宇宙生物…
ひかるも生物だと信じ込んだであります。
ひかる:キラやば~☆
ひかる:お話したりできるのかな~
ララ:友好的な生物とは限らないルン!
ひかる:ええっ、そうかなあ~
ララ:オヨ!
未知の生物に対するふたりの態度の違いであります。実はこの映画はテレビシリーズをなぞっているであります。えれなとまどかは修学旅行でユニも逃走中であります。この場面は第一話を再現しているであります。
ララ:危険な生物だったらどうするルン!
ひかる:だいじょうぶだよ~
ララ:離すルン!
ネコに食べられそうになったスタードロップがトゲトゲになったであります。
ララ:やっぱり!
ララ:ひかる!
ひかる:だいじょうぶ!
ひかる:この子は、たぶん
ひかる:怖がってるだけだよ
ひかる:だいじょうぶ、だいじょうぶだよ
ひかる:ねっ
ララ:あっ…
実はユーマは無生物で、人の感情や記憶を記録するブランクテープみたいな存在であります。
ひかる:この子は、たぶん
ひかる:怖がってるだけだよ
これもひかるが勝手にそう思っているだけで、ひかるの穏やかな感情を反映しておとなしくなっただけであります。
第一話でひかるがララの手を握る場面であります。宇宙人と会えたひかるはうれしそうだが、ララは「ありがとルン この子を守ってくれて」と言うときも警戒しているであります。ララちゃんは男の子だから、かわいい女の子に手を握られてことばも通じたので、ひかるに恋したであります。
ひかるの家に戻ったであります。
ひかる:ただいまーっ!
ひかる:はい、めしあがれ
フワ:食べるフワ?
ひかる:わかんない
ララ:ルン、これはなにルン?
ひかる:こんぺいとうだよ
ララ:そっくりルン
ララ:これはどうルン?
色違いだが、ユーマがオルゴールといっしょに持って行くであります。
ララ:オヨ!
ララ:なにするルーン…
ひかる:まあまあ
ひかる:自分に似てたから、びっくりしちゃっただけだよ
スタードロップが部屋中を跳ね回ってひかるがキャッチしたであります。
テレビ:それでは、次のニュースです
テレビ:昨夜観測された、流星群のような光は、非常にめずらしい現象で
テレビ:専門家(断)
アナログだし、見るからに古いテレビであります。
ララ:ロケットのAIなら、これがなんなのか調べられるのに…
ひかる:ユニたち、帰ってこないね
ララ:ルン…
サイレンの音:アン、アン、アン、アン…
アン:待つでありまーす!
しつこいでプルンス…
ユニが不在だというセリフがもう一度あるであります。
スタードロップが光り出したであります。
ララ:ルン?
ララ:ルン、どうしたルン?ひかる:えれなさんとまどかさんは、今ごろ沖縄かあ~
フワ:沖縄ってどんなところフワ?
ひかる:海が青くて
ひかる:星空もすっごく、キラやばなところ
フワ:行きたいフワ~!
ひかる:行きた~い
ララ:ルン?
ひかる:なに、なに?
ララ:オヨ?
ミラクルライトの力でユーマが大きくなったであります。ユーマは顔が緑で、ララの記憶と感情を記録するであります。このユーマの行動はネコそのまんまであります。
ひかる:大っきくなった!
ララ:変わったルン!
ララ:オヨ!
ララ:オイヨーーー
ララ:ん?
みんな:オイヨーーー!
ひかるたちは沖縄まで飛んできたであります。
ひかる:あ、これ
ひかる:シーサーだ
ララ:シーサー?
ひかる:沖縄の、守り神だよ~!
ひかる:キラやば~☆
ララ:なんでそんなものが…
ララ:ここって…
ひかる:間違いない
ひかる:沖縄だ~~~!!
ララ:なんでそんな
ララ:まさか、フワ?
フワ:違うフワ
ララ:じゃあ…
ララ:ルン、もしかして、あの子ルン?
フワ:さっき、そのライトといっしょに、ぴかーっってなったフワ!
ララ:オヨ?
ひかる:よし、実験しよう
ひかる:ねえ、きみー!
ひかる:さっきのお願い、つぎは、あそこ!
ひかる:いっくよー!なむなむ
ララ:オヨ!?
ひかララ:うわぁ
ひかララ:うわあーっ!ララ:はやくはやくもう一回
ひかるたちは残波岬灯台の上に飛んできたであります。ふたりは滑り落ちそうになっているであります。
ひかララ:はぁ…はぁ…
ララ:あぶなかったルン…
ひかる:でも、やっぱりそうだ
ひかる:ライトとこの子の力で、行きたいところに飛べるみたい
ひかる:キラやば~☆
ララ:ルン!
ララ:あたしもやってみたいルン!
ひかる:いいよ、はい
ララ:じゃあ…あそこルン!
ララ:なんでルン!?
行きたい先を具体的にイメージできないと飛べないであります。ひかるは学校だったり本でよく知っている沖縄の観光名所だったりでありますが、ララは適当にそのへんを指さしただけだから飛べなかったであります。
ひかる:あっ
ひかる:せっかく沖縄に来たんだから
ひかる:えれなさんとまどかさんに会いに行こうよ!
ララ:それはいい考えだけどルン
「えれなとまどかのいるところ」でイメージしたので、そこに連れて行かれたであります。
ユーマの顔が肉球になっているのは、ララがネコを見て「ネコだ」と思っているからであります。
ララ:なにするルン!
ララ:おぼれたらどうするルン!
ユーマが怒って見えるのは、ララが怒っていることの反映にすぎないであります。
ララ:あっ
ひかる:だめ!
ララ:ひかる…
ひかる:それはだめだよ…
ひかるが立ちふさがっているのは、ユーマが未確認生命体であり潜在的な危険性を認識しているからであります。
ユーマがしょげて見えるのは、ララが言い過ぎたと思っているからであります。
ララ:ルン…
ララ:ルン!?
ひかる:待って!
ララ:オヨ!?ララ:逃げることないルン…
ララはユーマのしつけをしようとしたが、怒りをぶつけてしまったことを恥じているであります。
ララ:ん…ララ:んっ…
ユーマは自分にはなついていないと思ったであります。
ララ:んんっ
ララ:もおっ!
ユーマを探しにいく三人であります。
三人で手分けして探すであります。
えれな:はー、むっ
えれな:うーん
えれな:やっぱ沖縄といえば、アイスクリームだねー
まどか:でも、わたくしたちだけ楽しんでしまって
えれな:なんだか悪いねー
えれな:はむ
まどか:ん?
まどか:今のは…
えれな:ん?
フワ:フ~ワ~
フワ:ちゅかれたフワ
幼女:うわぁーっ
幼女:この子にしようっと!
選択の余地はないであります。
フワ:まずいフワ…
えれな:ああ、その子
えれな:売り物じゃなくて、あたしたちの友だちなんだ
えれな:ごめんね
幼女:そうなんだ…
幼女:うふふっ、あははっ
ララと違って聞き分けのいい幼女であります。
フワ:えれな!まどか!
まどか:まさか、こんなところにいるなんて
えれな:ってことは、さっき見たのも…
ひかる:えれなさん!まどかさん!
ひかる:(はぁ、はぁ)
まどか:なにか、あったんですか?
フワが幼女に買われそうになったのを、えれまどが阻止したであります。
いっぽうララは
ララ:どこへ行ったルン…
ララ:ルン?
ララ:ルン?
(オルゴールの音)
ララ:ルン?
ララ:この音…
オルゴール:♪~
ユーマはオルゴールの曲を記録中であります。
ララ:いたルン…
ララ:あっ
ララ:むー
ユーマが見つかって安心して、腹を立てているのを忘れていたであります。
ララ:なにやってるルン
ララはユーマが見つかって安心したが、やっぱり怒ってるであります。
ララ:だれかに見つかったら、どうするルン
ララ:むうううーーーっ!
記録中のユーマはテコでも動かないであります。
店員:どうかしましたか?
ララ:オヨッ
ララ:なんでもないルーーーン!
店員:はいい?
ユーマを連れて帰るであります。
ララ:オヨッ
ララ:オヨオヨオヨッ
ララ:あっ、こらっ!
ララ:だめだって言ってるルン!
ララ:痛った!
ララ:くっ…
ララ:もう
ララ:いいかげんにするルン!
この場面までのユーマの行動はネコであります。ユーマが逃げたがって反抗的に見えるのは、ララが強引に連れて帰ろうとすることの反映であります。
ララ:異星人は、地球人に正体がバレちゃいけないルン
ララ:バレたら、大変なことになるルン
ララ:それに
ララ:知らない人に連れて行かれたらどうするルン!
ララ:怖い目にあったら、どうするルン!
ララはユーマが逃げたがっていると勘違いしているであります。自分にはなついていないと思っているが、ララはやさしいから宇宙生物のユーマの身を心配しているであります。
ララ:みんながひかるみたいな人ばかりじゃないルン
ララ:これがもし!もし!
ララ:あっ
ララ:もう、知らないルン…
アニメの一般的な文法として、こぼさない涙にはあまり意味はないであります。つまり、目のアップはひっかけであり、この場面から意味をくみ取りすぎてはいけないであります。
ララ:勝手にするルン
みんなはひかるのようなオカルトマニアではないけどいいやつで仲良くしてくれるから、ユーマもどこに行ってもきっとかわいがられるだろうと思ったであります。バツが悪くなって「もう、知らないルン…」とごまかしたであります。
ララ:んっ
ララ:知らないって!
ユーマが逃げたがっているなら置いていこうとしたであります。ネコを捨ててくるカンジであります。本当は置いていきたくないからユーマもついてくるであります。
ユーマが泣いているように見えるのは、ララが心で泣いていることの反映であります。
ララ:オヨ!
ララ:な、泣いてるルン!?
ララ:??とか??ルン!?
ララはユーマが捨てられるがいやで泣いていると勘違いしたであります。
ララ:ど、どうするルン!?
ララ:ど、どうすればいいルン!?
ユーマが逃げたがっていると思ったから置いてきたのに、ついてきて泣かれるのでうろたえたであります。
ララ:オヨ!?
ララ:えっと…たしかこんな感じ…
ララ:♪~
ララはユーマが気に入っていたオルゴールの曲を思い出して歌うであります。 ユーマが落ち着いて見えるのは、歌うことでララ自身が落ち着いたからであります。
ユーマの顔が音符になるときは音楽を記録中であります。
ララ:落ち着いたルン?
落ち着いたのはララのほうであります。
ララ:じゃあ
ララ:行くルン
ララ:なにしているルン?
ララ:みんなのところへ、帰るルン
ララはツンデレであります。
ユーマがついてくるのは、いっしょにいたいというララの気持ちが反映されたにすぎないであります。
ララ:んっ…
ララは握手のつもりで触手を出したが、ユーマがつかんだのはあくまで「握手をしたい」というララの気持ちの反映であります。
ララ:ル、ルン!?
ララ:オヨ~~~!!
ミラクルライトの力でユーマが大きくなったであります。
ひかる:ふたりとも、どこいっちゃったんだろうララ:みんな!
みんな:あっ
ララがユーマの耳の先を握っているであります。
みんな:ララ!フワ:あの子もいっしょフワ!
ララ:えへっ
ララはユーマを心配して保護しようとしたが、自分になついているとは思っていなかったであります。ユーマが泣いたりついてきたりするのを見て、はじめてユーマを友だちだと思ったであります。ここでみんなと温度差ができるであります。