宇宙ハンターの襲来であります。
ララ:UFO!?
ひかる:キラやば!ララ:ひかる!
この時点ではUFOが悪性宇宙ハンターのものだとはわからないであります。ひかるとララの態度が対照的な一コマであります。
バーン:このあたりだ
バーン:次元サーチ、アクティブ!
ペンダントがふたりを次元サーチから守っているであります。黄色いハート型であります。
緑色の空は次元サーチによるものであります。
ひかる:なに、なに?
ひかる:だいじょうぶですか!?
ララ:気を失ってるルン
バーン:まだ動けるのか?
バーン:お前ら、ただの人間じゃねえな
どうもバーンは宇宙人というより人間なのであります。空が緑色なのはバーンの次元サーチのためであります。
ひかる:だれ?
フワ:なんでこんなことするフワ!
バーン:さわぐな!
バーン:探し物に来ただけだ
バーン:ん?
バーン:はぁ、見つけたぞ
バーン:ちょっと育っちまってるが、まあいい
バーン:そいつをもらうぜ!
ユーマはそのへんでちょろちょろしているであります。
ララ:だめえ!!
ひかる:ララ!
フワ:ユーマ!バーン:ん?なるほど
バーン:お前らもそいつ狙いか
ララ:なに言ってるルン!?
バーンの言いぶんはこうであります。
お前ら、ただの人間じゃねえな
ん?なるほど
お前らもそいつ狙いか
つまりバーンはみんなをハンターだと思ったであります。 ララはそれを理解できずに
ララ:なに言ってるルン!?
と言ったであります。
えれな:おっと!
えれな:そうはいかないよ!
まどか:お待たせしました!
ひかる:えれなさん!まどかさーん!
ジャイロIII:もらった!
ユニ:そこまでニャン!
ひかる:ユニ!
テレビシリーズとおなじく、最後にユニが合流であります。
アン:本官もいるであります!
ひかる:アンさん!?
アン:しゃきーん!
この時点ではアンとユニ以外はバーンがハンターだと知らないであります。
プルンス:今でプルンス!
みんな:うん!
ひかる:みんな!
みんな:うん!
スター:空に輝くぅ~
スター:きらきら星!
スター:キュアスター!
ミルキー:天に遍くぅ~
ミルキー:ミルキーウェイ!
ミルキー:キュアミルキー!
ソレイユ:宇宙を照らす
ソレイユ:灼熱の煌めき!
ソレイユ:キュアソレイユ
セレーネ:夜空に輝く
セレーネ:神秘の月明かり!
セレーネ:キュアセレーネ!
コスモ:銀河に光る
コスモ:虹色の
コスモ:スペクトル!
コスモ:キュアコスモ!
ユニとアンがハンターを追って地球に戻り五人そろい踏みであります。五人とも個人色以外に黄色をあしらっているであります。だからソレイユは黄色ではく橙色であります。ユニはあとから来たのにえれまどを差し置いて真ん中にいるであります。変身場面もやたらと力が入っている主役級であります。
ひかるとユニはおなじものを見ているであります。ユニが見ているのはしあわせの(青い)トリだと考えるのが自然だから、ひかるにとってユーマはしあわせの象徴であります。
ハイドロ:プリキュア?
ダイブ:知らんな
ミルキー:ユーマをお願いルン
アン:了解であります
ララがアンにユーマをお願いしたであります。
スター:とにかく、ユーマから離さないと
コスモ:じゃ、あの大きいのはわたしが!
スター:コスモ!
コスモ:ん?
コスモ:はっ
コスモ:ありがとニャン!
スター:それじゃ、いくよ!
バーン:おもしれえ
バーン:つきあってやるぜ!
ソレイユ:イエーイ!
ハイドロ:やれやれ
ジャイロIII:排除
アンがユーマを抱えて避難するであります。
コスモ:えいっ
ジャイロ:コラァーーーッ!
ジャイロ:逃げないの!
コスモ:かかったわね!
コスモ:ここはあんたのUFO
コスモ:全力じゃ、戦えな…
コスモ:あっ…?
コスモ:ちょっと、自分のUFOが壊れてもいいニャン!?
チョップ:ああん?
チョップ:そんなもん関係あるかーっ!
コスモ:んんんっ
コスモ:こいつ…ヤバい…
コスモ:さっさとキメないと…
コスモ:おとめ座っ!
コスモ:プリキュア!
コスモ:レインボー!
コスモ:フラーーーッシュ!!!
チョップ:ちょっとあぶないじゃーん
コスモ:そんな…
プルンス:強いでプルンス
アン:宇宙ハンター
アン:星空警察でも手を焼く、お尋ね者ばかりであります
フワ:みんな…
宇宙ハンターは強いであります。フワもおびえているであります。ユーマはアンのそばにいるであります。
バーン:さーて
バーン:気がすんだか
プルンス:みんなー!
プルンス:まずいでプルンスー!
アン:あなたたち!
アン:この子がどれほど貴重な存在か
アン:わかってるでありますか!?
ダイブ:当然
ハイドロ:だからいただくんや
ジャイロIII:宇宙最高の、た、か、ら
バーン:スタードロップ!
スター:スター…ドロップ…
チョップ:そいつをオークションにかければ
チョップ:おれさま大金持ち
ソレイユ:そんな…理由で…
ミルキー:ユーマは…ミルキー:ものじゃないルン!
プリキュアにこういうセリフがあるときは、真相は間違いなく逆であります。
バーン:文句があるなら
バーン:止めてみな!
バーン:だがおまえらじゃ
バーン:俺を止められねえ!
フワ:そんなことないフワーーー!!
バーン:ん?なんだてめえは
フワ:プリキュアは、負けないフワ!セレーネ:フワ!
フワ:プリキュアは、あきらめたりしないフワ!
フワ:がんばるフワ!
バーン:うっとうしい!
フワ:きゃーーーっ!
バーンはあんまり残虐ではないであります。
スターとミルキー:フワ!
フワ:がんばれプリキュア~!
フワ:がんばれフワ~!
ユニ:なに?
アン:あれは、本官のミラクルライト!?
ソレイユ:はっ、えっ?
セレーネ:これは…
スターとミルキー:うん!
フワ:ミラクルライトで
フワ:星を描くフワ~~~!!
ミラクルライトの紫色は愛の色、女子の色であります。
これも愛の光 彼方まで照らすであります。
コスモ:プリキュア・レインボー・フラーーーッシュ!!!
プルンスとフワ:やったでプルンス~!
アン:タイホであります
プリキュアの勝利であります。
ひかるとララ:ユーマ!
ララ:よかったルン!
ひかる:あははっ
ここで整理するであります。えれまどはユーマにはオルゴールを渡しただけ、ユニはまったくふれあいはないであります。ひかるとララの違いは、ララが宇宙人だということと、ユーマに泣いてついてこられて仲直りしたことであります。しかしララは
ララ:だいじょうぶ、みんな友だちルン
と言っており、孤独な宇宙生物どうしの思い入れではないであります。したがってララがユーマに執着するのは、小学生がネコを拾ってきてかわいがるのと大差ないであります。
ユーマがひかるをスルーして自分の胸に飛び込んできたので、ララは内心得意げであります。実に小憎らしい演出であります。
ユニ:はやく街の人たちをもとに戻しなさい?
バーン:眠っているだけだ
バーン:そのうち目覚める
ハンターはさほど暴力的ではないであります。
アン:あとは本官が
プルンス:よろしくでプルンス
ひかる:よーじいも寝ているだけみたい
えれな:よかったぁ
ひかる:そうだ、ユニ、プルンス
ひかる:ユーマを紹介するよー
アン:その子も、本官といっしょに、来てほしいであります
ララ:ルン?
ひかる:なんで?
ララ:なんでルン?
えれな:スタードロップって、さっき呼ばれてたけど
まどか:それと関係が?
アン:先日、ある一つの星が終わりを迎え、あらたな星の種が生まれましたアン:それが星の子、スタードロップと呼ばれています
ユニ:成長すると、本物の星になるの
ひかる:星って?
アン:惑星です
ひかララ:どやーっ!
ひかる:ユーマ、星なの!?
ララ:こんなちっちゃいのにルン!?
ユニ:とても珍しい生物だから、こういうやつらに狙われやすいの
アン:今はまだだいじょうぶそうですが、悪い影響を強く受けると
追いかけっこをしていたときのユニはスタードロップのことを知らなかったであります。「とても珍しい生物だから」もアンに聞いた話をユニが理解したことにすぎないであります。
アン:危険な星になる恐れがあります
ララ:危険って…
アン:スタードロップは、出会った相手から強い影響を受けてしまうのです
アン:似た性質を持つミラクルライトでその子を探し、保護するのが
アン:本官の本来の任務だったであります
アン:さあ、あとは星空警察にまかせてくださいララ:守るなら…
ここは
ユーマを悪い影響から守るなら…
という意味であります。あとでバーンのことばを真に受けてしまうであります。
アン:えっ?
ララ:わたしたちでもやれるルン
アニメ一般では人物の目元を隠すとカットはとても重要であります。
アン:いずれは惑星サイズまで大きくなるので
アン:いっしょにはいられないであります
ララ:そうなったら、わたしもユーマの星に暮らせばいいルンプルンス:現実的じゃないでプルンス
拾ってきたネコを親に捨てられそうになった小学生が現実的じゃないこと言うのはなにもおかしくはないであります。
ララ:だったら、それなら…
ユニ:ララ、その子の未来を考えたら
ユニ:離れるのが一番よ
ユニはユーマを直接は知らないので、アンに聞いた一般論であります。
アン:星は、宇宙にいるのが自然な姿であります
おぎなうと、「星は、ひとりぼっちで宇宙にいるのが自然な姿であります」。もしユーマが本当に小動物であれば、ひとりぼっちでいるのは自然な姿ではないであります。
アン:その子だって、きっと…
ララ:いやルン!!
ララがまた目を隠しているであります。
プルンス:ララぁ
プルンスはララのおかあさんでプルンス。
ララ:だって、だってそんなの!
ララ:ねえ、ひかる
ララ:はっ
ララ:ひかる…?
ひかる:ん…
ララ:どうしたルン?ひかるだって、ユーマと別れるのはいやルン?
ララ:みんなも!
えれなとまどか:…
フワ:フワ…
ララ:なんで…
ララ:なんでルン?
みんなは大きくなるんなら飼いきれんなあと思っているであります。
アン:さあ、帰りましょう
アン:宇宙へ
ララ:行っちゃだめルン!
ユーマがアンに素直についていくのは、ハンターとの戦闘前に
ララ:ユーマをお願いルン
アン:了解であります
というやりとりをしたからであります。
バーン:フン!
バーン:守ろうが、奪おうが
バーン:そいつにとっちゃ大して変わらねえ
バーン:全部俺たち、人のやることだ
バーン:そうだろう?
バーンはみんなも自分とおなじハンターだと思っているであります。
自分が手に入れたお宝を守ろうが、他人が手に入れたお宝を奪おうが
という意味であります。「宇宙人ハンター」ではなく「宇宙ハンター」だし、どうもこいつらは人間と同類のようなのであります。
ララ:はあっ…
ララは「守ろうが」を
ユーマを悪い影響から守るなら…
というつもりで聞いて、真に受けてしまったであります。
バーン:だったら好きにすればいい
後述であります。
バーン:俺は好きにするぜ!
ララ:ユーマ!
ララ:ぎゃあっ!
ユーマがおびえているように見えるのは、ララがおびえているからであります。
ひかる:ああっ
えれな:ララ!
バーン:動くな!
ララ:ユーマ!
バーン:このお宝は、俺のものだ!
バーン:とおっ
アン:まずいであります
アン:あんな強い悪意を間近に受けては!
フワ:フワ…
ララ:ユーマ…
バーン:じゃあな
ララ:いやルン…
ララ:ユーマを連れてかないで
「いやルン…」ということばは下の場面でアンにも向けられたであります。
アン:その子だって、きっと…
ララ:いやルン!!
プルンス:ララぁ
アンとハンターにおなじことばが向けられているのだから、このふたつのセリフ
ララ:いやルン!!
ララ:いやルン…
はユーマと離れたくない気持ちのあらわれだが、利己的ではあります。それを自覚していたララは、バーンの
バーン:守ろうが、奪おうが
バーン:そいつにとっちゃ大して変わらねえ
バーン:全部俺たち、人のやることだ
バーン:だったら好きにすればいい
を真に受けてしまい、自分の利己心がユーマを暗黒惑星化させてしまったと思ったであります。
ララ:ユーマァァァーーー!!!
アニメ一般では号泣に大した意味はないであります。ララも親にネコを捨てられて泣いている小学生と大差ないであります。
ユーマと離れたくないだけのララの気持ちが「あんな強い悪意」なわけがないであります。かといってバーンの悪意はハンターどうしの奪い合いにすぎないであります。奪い合いでいちいち暗黒惑星化させていたら商売にならないであります。ユーマを暗黒惑星化させたのはララを悲しませたハンターへの憎しみであります。普段は緑色の顔でララの記憶や感情を記録していたが、ここだけ赤くなってひかるの感情を記録したであります。同時に、ひかるのララへの思いやりも記録したであります。